さて………
ここまで述べていると
「ミズノ君、そこまで悪し様に同窓会をあげつらうよりも、アナタが同窓会役員として立候補して、中から良くないことを直してゆけばいいじゃない」
というご意見が出てくるかもしれません。
しかし、そういうごもっともな考え方は、現在の体制が存在する限りにおいては不可能と考えられるのです。
まず、2014年秋に、南舘英孝・上智大学名誉教授(当時の上智大学フランス語学科同窓会会長)から、役員に立候補しないかとのお誘いを受け、にも関わらずその申し出を一方的に反故にされた経緯を思い起こす必要があります。
その当時からいささか腑に落ちなかったのは、役員に立候補しないかと、当時の同窓会会長自らが言ってきたこと。
上智大学フランス語学科同窓会は、紙媒体で会報を発行して会員ひとりひとりに郵送するという古式ゆかしいメディア展開をしているのですから、役員の任期満了と次期役員の選挙を公示して、役員にどういう役職があって、それぞれがどういう職掌なのか等々を、会報で会員に知らしめて立候補者を募れば良いのではないかと思いましたし、むしろそうしないとフェアーな運営にはならないように思えましたから。今までそうした告知を見たことはありませんでしたし。
「成り手がいないから自分がリクルートしている」
という趣旨のことを、当時南舘英孝・上智大学名誉教授(当時の上智大学フランス語学科同窓会会長)が口にしていたように記憶しています。それは一見もっともらしい理由に思えますが、現実には、
「他のメンバーが揃ったからお前は要らない。またいつか役に立ってくれ」
(2015年4月19日付Eメール要旨)
との言い草を残し、誘っておいて一方的に反故にする結末を自ら招いています。
上智大学名誉教授にして当時のフランス語学科同窓会会長が、教え子でもある同窓会会員を持ち駒のように扱い、要らなくなれば平気でポイ捨てするさまは多少ならず面妖に思えますし、こちらから問いただすまで一切連絡もせず、自分から誘った相手を平気でシカトしていたというのは、上智大学名誉教授ってずいぶん偉いんだなぁと思わずにいられませんが、それはそれとして、実際のところ同窓会役員は一体どのように決められているのでしょうか。
以前、僕の1学年下にあたる卒業生が、フランス語学科同窓会事務局長の鍋島宣総さん(日本コムジェスト株式会社 元代表取締役、2015年5月22日解任)から「学年幹事」就任を依頼されるも、不審に思って拒絶した話をお伝えしたことがありますが、その過程で卒業生氏は、同窓会役員はどのように決められているのかを率直に訊いてみたそうです。すると、鍋島宣総事務局長(日本コムジェスト株式会社 元代表取締役、2015年5月22日解任)からは、以下の回答があった由:
常任幹事会の組織やその決め方には、いろいろと議論の余地はありますが、基本的には『互選』であっても、こちらの方で候補者を用意します。
(2015年5月13日付Eメール)
このやり方がどれくらい公正で透明性を持ち得るものなのか、僕ひとりの主観で断定することは避けますが、少なくとも、上智大学フランス語学科同窓会事務局長を務める鍋島宣総さん(日本コムジェスト株式会社 元代表取締役、2015年5月22日解任)が「こちらの方で」人事をお手盛りしていると認めて憚らない以上、現在の同窓会組織の体制に大人しく従う、言葉を選ばずに言えば飼い慣らしやすい人だけが指名され、立候補などできないシステムになっているのではないか、と想像することはできます。
同窓会を運営する人たちが役員任期の満了時期も開示せず、選挙も行わないまま一方的に人事を決めているのは、居座っている自分たちの意向に沿う人物を選別することこそが目的なのだと理解できてはじめて、この奇怪なプロセスが腑に落ちるような気がするのです。
「成り手がいないから自分がリクルートしている」という言い分は、いかにも耳あたり良く聞こえはしますが、実際に成り手がいるかいないかは、役員改選を公示して、立候補者を募らなければ分からないことではないのでしょうか。
そして、同窓会組織はその案内をすることもなく、実際には、僕が身をもって経験したように、成り手がいないどころか“余り”が出ていて、現実に選別作業が行われていました。
憶測ではなく事実が存在している以上、「一方的に人事を決めている」というほかに、この態様をどう表現したらよいというのでしょうか。
それにしても、役員が互選で変わるという認識があるのならば、「こちら」という日本語はなかなか出てこないような気がするのですが。
鍋島宣総・上智大学フランス語学科同窓会事務局長(日本コムジェスト株式会社 元代表取締役、2015年5月22日解任)は、同じ同窓会の会員を誘って新たな役職に就任してもらおうとしているまさにその時に、その相手を「こちら」ではない人と言明している、少なくとも同じ座標にいる仲間として扱っていないことを自ら証してしまっている-自分は役員なんだぞと他の同窓会会員を見下す意図があるのか、あるいはご自身がいつまでも居座り続ける前提でこちらとあちらを区別しているのかは措くにしても-のですから、そんな状況でまさかこの僕が、この先同窓会に入り込むなどということはまずあり得ない、と考えてしまう次第です。
そして、まさか、こんなお手盛りで皆さん揃って再任して
「同窓会会員から信任を得たので『問題は存在しない』」
なんて主張なさるおつもりじゃないでしょうね………?