フランス語学科同窓会

フランス語学科同窓会からの依頼 (エピソード0)

(承前)
 
前回の記事で
「水野がフランス語学科同窓会から依頼を受けて、後になって「また、別の機会に」と一方的に断られることになったのは今回が初めてではありません」
と書いたのですが、皆さんとは直接関係のない、同窓会組織と水野個人との関わり合いなので、当サイトで公開することにためらいがありました。
 
また、そもそもの話として、今回の学年幹事のことについて
「どうして水野君はこんな顚末をネット上で公開してしまうの? テキトーに仲良くしてりゃいいのに」
というご意見もあることと思いますし、それは前後の事情を知らなければ至極ごもっともだとも思います。
 
水野は水野で、何の動機もなしに行動することはありませんので、当初からのお話をここでしたいと思います。
内容が不適切というご意見が多ければ、一連の記事は全部削除したいと考えていますが、ひとまずお付き合いいただければと思います…

 
2013〜14年にかけ、水野は学科と同窓会が共催する「就職懇談会」なるイベントに参加しました。 
が、2013年に初めて参加した際、運営や仕切りにかなりの違和感を覚えました(講師役たる卒業生に対して懇談会の式次第も、話して欲しい内容も事前に教えてくれない、もっと言うと会場の図書館への入館方法も案内がない、そして終わったあとに事務局からのお礼も学生からの感想もフォローアップも皆無、そもそも平日17:00開始という社会人の都合なんぞハナから考えていない時間設定…)。とはいえ、実際にも催しを取り仕切る人たちの労苦もあることは斟酌せねばなるまいと思っていました。
 
そこで、2014年には、事務局に対して改善提言をいくつかして、更に、言うだけ番長にならないように、同期2名、後輩3名に声をかけ就職懇談会に参加してもらう手筈も整えました。
しかし、結果として水野の提言は全部が全部却下され、前年と全く同じやり方が踏襲されました(そして僕が声をかけて参加してくれた同窓生たちも同じように首を傾げていましたし、陰で水野が文句を言われる場面もありました)。
 
事務局の山岸真太郎さんからは却下するだけではなく、
「来年役員の改選がございますので、ぜひメンバーに加わっていただき、議論を進めてまいりませんか?」
とのメールを頂いていたのですが、実際にはその後、山岸さんからの連絡は今日に至るまで一度もありません…
 
他方、懇談会当日に南舘英孝元教授(学科同窓会会長)から、
「水野君には来春の改選時に是非役員に立候補して改革してもらいたい」
と直々にお願いされて、じゃあやりましょうという話になりました。
 
ところが、年が明けて4月になっても何の連絡もなく、3月に届いた同窓会会報にも役員改選についてはひと言も触れられていません。
そこで4月半ばに南舘先生にメールしてみたところ、
「実際の改選は5月のオールソフィアンの集いの時なんだが、実は先日の役員会で、他の立候補者も出て役員の数が足りて全部決まったから、水野君は出なくてよくなった」
との短いお返事。
 
「先日の役員会」がいつのことだったのか明記されていませんでしたが、自分から声かけるだけかけておいて放置して、やっぱお前要らないわとひと言で済ますやり方、それも本人から問い合わせ来るまで黙っていりゃいいやという対応に、ただただ絶句してしまいました(あとで調べたところ、役員会は3月と判明したので約1ヶ月も放置されていたことになります)。
 
自分からオファーをしたかと思ったらその後シカトを決め込んだり、カラ手形が不渡りになったと分かった後も放置したりするのは、世間一般では無礼・非礼というのだと水野は思っていましたが、そんな最中に今度は別の同窓会幹部である鍋島宣総さんから「学年幹事」就任のオファーがやってきて、そして、質問にもまともに答えずに自分のオファーを自分で破談にするという、またぞろ面妖極まることをなさってきたわけです。
 
以上が、この半年余で水野が経験した、学科同窓会との関わり合いです。
 
水野が事の顚末を詳細に明かすのは、これまで再三馬鹿にされて悔しいとか悲しいという気持ちもあるにはありますが、それよりも、同じようにカラ手形を摑まされる人が今後出てはいけないと思う気持ちの方が遥かに大きいです。黙っていたら、誰が何回振り回されて、何回泣き寝入りをさせられるのか分かりません。
 
水野自身としては、学科の卒業生が交流する機会は今後もたくさんつくられるべきだと思っています。この気持ちに変わりはありませんし、色んな人と仲良くしてゆくというのが僕の希望でもあります。そしてその為には、厄介な人たちであっても適当に距離を置いて仲の良いフリをしていればよいのかもしれませんし、それを世間ではオトナの対応と呼ぶのかも知れません。
しかし、水野がずっとオトナの対応をしてきた結果が、半年余で3回連続して同窓会組織から一方的にオファーを反故にされるというものでした。
いくら先輩/後輩の間柄だからといって、水野は親しくもない同窓会幹部に、手駒のように都合よく使われる道具ではありません。
 
自分で言うのもナンですが、水野は相当に忍耐強い性格だと思っています。そうでなければ、過去の経緯からして、鍋島さんからお誘いが来た時点で怒鳴って追い払っていたでしょうから。少しでも協力したい気持ちを持っているから、話を聞いてきたのです。そして、違う人が出てきたら、少しは理性的な対話が出来るのかな、と思っていたのですが、結末はちっとも変わりませんでした…
 
とはいえ、水野が100%正しいとか、相手が100%悪いなんていう二元論に持ち込むつもりもありません。水野は水野なりにヘンな奴なんだという自覚はあります。
それでも、このまま黙っていたらよいのかと言われれば、自分以外の他の同窓生が巻き込まれて、言わばいいように利用されるのを見過ごすことになりかねませんから、突飛なやり方とは思いつつも、あえてやりとりの全容を公開した次第です。少なくとも水野は、公開されて困るようなことをしていませんから。
 
おしまいに、鍋島さんからのメールに対する水野からの最後の返信を下掲します:
 

From: Nobutaka Mizuno
Sent: Friday, 29 May, 2015 01:04 PM
To: N.Nabeshima (AADEF)
Cc: 南舘 英孝; 山岸 真太郎
Subject: Re: 【上智大学フランス語学科同窓会】学年幹事(入学年)のお願い
 
鍋島さま
 
ご返信ありがとうございます。状況承知致しました。
 
今回の一連のやりとりは、我々1995年入学同期で共有させていただきますので、承諾を要することではないと思いますが、念の為お伝えします。
 
尚、蛇足ながら以下コメント致します:
 
1.
「各学年、それぞれの名簿をもっていらっしゃるようなので、その管理は今まで通りそれぞれやっていただきます。必ずしも、同窓会と共有する必要はありません」
というのは
「同窓会から発信した情報を同期の仲間に流してもらうこと/同窓会名簿上の連絡先不明者の住所を確認してもらうこと」
という鍋島さんの当初のご説明とは異なると感じるのは私の日本語力の問題でしょうか。住所の確認というのは素直に読めば同窓会として確認することではないのですか?
 
同窓会が名簿管理をせず、同窓会として必要なときに都合よく手先として利用なさりたいということならば、私が先のメールで申し上げた
「個人情報取得・管理の責任とリスクを学年幹事に押しつけ、丸投げするおつもりで勧誘なさっている」
のと何がどう違うのでしょうか。私の指摘に対して肯定のつもりで述べておられるのでしょうか?
 
2.
私の入学同期の名簿を管理しているのは、ほかならぬ私です。同期会も不定期に開催していますし、住所録も、過去に収集してくれた他の同期の苦労もあり、かなりの人数の行方が判明していてリストが私の手許にあります。
 
私が個人情報管理について慎重過ぎる(と自分でも思う)ことを申し上げているのは、他人の揚げ足取りや意地悪をしたいのではなく、ひとえに、信義に基づき預かっている情報が私の持ち物ではないことに尽きます。
 
大切な預かりものを、私の一存で勝手にアカの他人の為に利用されるわけには参りませんので、たとえ学科同窓会という保守本流の組織が相手であっても、ワーストケースを想定した対応を心がけているものです(身近なところで現実に事故が起きていることは先のメールで申し上げた通り)。
 
「別の方」をお探しになるとしても、私以上に同期へのコンタクトの伝手があって、連絡先の収集をゼロから立ち上げて、個人情報管理の信頼を同期から得られて、情報の伝達も進んで引き受け、かつ学科同窓会にも協力してくださる方を見つけるのは至極手際を要するお仕事だと思いますが、それがBetter wayだと判断なさるのならば、私から申し上げることはありません。
 
3.
これは鍋島さんお一人に申し上げるべきことなのか分かりませんので、関係する方を本メールのCCに追加しましたが、私は過去3回、学科同窓会からの依頼を同窓会側から一方的に反故にされ続けております。
 
a. 山岸真太郎さんからのメール
「来年役員の改選がございますので、ぜひメンバーに加わっていただき、議論を進めてまいりませんか?」(2014年11月1日)
→ その後本日に至るまで、当該案件について一度も連絡なし
 
b. 南舘英孝先生からの同窓会役員への就任依頼
「ぜひ立候補して同窓会を改革していただきたい」(2014年11月7日)
→ その後一度も連絡なし
→ 実際には2015年3月の役員会で被推薦者が決まっていたにも関わらず、その後も一切連絡なし
→ 水野から問い合わせ(2015年4月17日)をして初めて返答をいただくも「また次の機会に」のひと言でご自身の依頼を一方的に反故(2015年4月19日)
 
c. 今回の鍋島さんからの「学年幹事」就任依頼メール
→ 「また次の機会に」のひと言でご自身の依頼を一方的に反故(2015年5月23日)
 
上記はいずれも、私から同窓会に何かを要求して始まったお話ではなく、最初に同窓会組織(会長や幹部)からオファーをいただき、私が応じかかったところ、一方的に反故にされる結末を3回続けて迎えているものです。
 
鍋島さんのおっしゃる「また次の機会」が今後いつどのようにやってきて、その際に、同窓会組織が、ご自身のお約束を一向に履行されず無返答を続けたり、不履行が確定してもだんまりを決め込んだり、ひとつ覚えの「また次の機会に」「お騒がせしました」で済ます以外に、一体どういうご対応があり得るのか、ご教示いただけますでしょうか?
 
後輩だからどれだけ軽視しても良い、何回袖にしたって一向に構わない、というお考えがあるのかどうか、それとも勧誘時のルールが同窓会会則にあるから会長や幹部が揃って判で押したような対応をなさるのか、私の理解の範疇を超えているのでさっぱり分かりません。
 
いずれにせよ、私ひとりだけでもこのような対応が半年余で3回も続いている事実に鑑みると、同様のやり方が私以外の卒業生にも広く展開されていることが懸念され、この先、同窓会組織の内向きな序列や威厳は維持できたとしても、現実社会での評価や信頼は失ってゆく一方になるのではないかと強く危惧する為、あえてお伺いするものです。
 
 
以 上

 
※追記: この話に続きがありました。

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